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麻生区版 公開:2021年12月10日 エリアトップへ

はるひ野町内会 回覧板をオンライン化 個人情報など課題も

コミュニティ社会

公開:2021年12月10日

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 はるひ野町内会(杉本秀治会長)は10月から、回覧板のオンライン化に取り組み始めた。コロナ禍での接触機会の削減、回覧板の印刷や班長への配布といった事務局の負担軽減が目的。LINEやメールを使って町内の情報を配信している。一方で、登録ができない人への対応、個人情報の管理などが課題となっており、模索が続く。

 約2000世帯が加入する同町内会。年齢層が若く、会社勤めの住民が多いのが特徴だ。昨年から続くコロナ禍で町内会活動が制限される中、いち早くオンラインを活用した役員会、総会などを開催するなど、新しい取り組みを行ってきた。

 今回始めたのが回覧板のオンライン化。従来は、月に一度のペースで班ごとに紙で回覧していた。一方で、班を一周するのに2週間以上を要し、重要な情報がタイムリーに届かない、同世帯でも情報が届いていないなどの課題も。回覧板を作成する事務局も、印刷や配布に負担がかかっていたことから、ペーパーレス化を目指し、昨年からオンライン化を検討。一部LINEでの配信などをテストしていた。

約7割が登録

 コロナの感染拡大による接触機会の削減を図るため、今年、回覧板のオンライン化に本格的に乗り出した。配信方法は、LINEとメール。資料などがある場合は町内会のHPへ誘導する。事前に回覧板でアカウント登録のチラシを回し、町内の掲示板にも貼付。当初は登録数が伸びなかったものの、再度チラシを配布した結果、10月末現在で町内会加入世帯のうち約7割の世帯が登録。オンライン配信を行った。

 一方で、端末操作に不慣れで登録できない人への対応、個人の名前や連絡先といった個人情報の掲載などの課題が残る。夫婦で広報部会に参加する門間利博さんは「登録できない人のために説明会などを検討していきたい」と対応策にふれ、妻の裕子さんも「紙の便利さもある。全面的に廃止する訳ではなく、紙とオンラインのハイブリッド型でやっていきたい」と今後について語る。

 事務局長で副会長の水野正志さんは「個人情報はセキュリティ上のリスクがあるので今後の課題。オンラインで意見交換ができるツールも検討したい」と話した。

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