「第18回わがまち花と緑のコンクール」の表彰式が6月25日、中原市民館で行われ、地元住民によるサークル「エコガーデンはるひ野」が団体部門で大賞に選ばれた。「植物の多様性と調和」を表現した庭が評価された。相馬直子代表=人物風土記で紹介=は「これまで取り組んできた成果が認められた」と会の発足から10年目で初の大賞受賞に声を弾ませた。
川崎市の主催、(公財)川崎市公園緑地協会の主管で毎年行われている同コンクール。公開性やコミュニティ、維持管理・継続性、デザイン、創意工夫等が審査され、今回は120点の中から大賞などが決まった。
エコガーデンはるひ野は、近隣住民によって2013年に発足。ダンボール箱を使った生ごみ処理機器のダンボールコンポストでできた堆肥を使用し、はるひ野駅前の花壇の整備を行政と協働で行っている。過去に同コンクールで4度入賞している。
今回の花壇は、昨年開催された東京五輪・パラリンピックのテーマ「多様性と協調」の精神がモチーフ。ヒヤシンスやビオラ、チューリップなど一年草や宿根草、球根を使用して24種類の花を植栽。全体を淡い色で調和させ、ポイントで個性が光るように濃い色や珍しい苗を入れた花壇を作成した。花の組み合わせ、デザインの工夫などが選考委員会で評価された。
「花植えが複雑で今までの花壇の中で一番大変だった」と相馬代表。また、植えた花の種類が多く、咲く時期もバラバラのため、審査のタイミングに開花するかどうかわからなかったという。相馬代表は「春先の気温が低かったので花が枯れずに審査まで持ってくれた」と振り返る。今後については「駅前で町内のコミュニケーションに役立つような花壇づくりをしていきたい」と目標を語った。
なお、今回、高石公園管理運営協議会が整備する高石公園の花壇が連続努力賞に選ばれた。
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