麻生区制40周年を記念した縄文土器を作る講座が7月から行われている。区内の遺跡からも多く出土している縄文土器。25人の区民が今月形づくりを行い、9月の野焼きを経て、10月にあさお区民まつりで披露する。
縄文土器は縄目文様がついた土器で、食料の地蔵や煮炊きに使用されていたとされる。区内では万福寺や黒川、岡上など、縄文に関する11遺跡から出土。川崎市最古の遺跡とされる万福寺遺跡からは、1万年以上前の縄文草創期の土器が見つかっている。
柿生郷土史料館には、区内で出土された縄文土器の一部が展示されている。同館関係者は「麻生の土地には古くから集落があり人が暮らしていたことがわかる」と話す。
土器づくり講座は、麻生区区制40周年記念事業実行委員会が企画。区制40年を機に、麻生区とも縁の深い縄文土器に親子で親しんでもらうねらいだ。8月6日には川崎市黒川青少年野外活動センターで、子どもから大人まで形作りに挑戦。区内で出土した土器の形を模したものやオリジナルの形で土台を整え、細くした粘土を使って縄状の飾りを取り付けた。小6の男児は「崩れないように土台をつくるのが難しかった」と話した。
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