統一地方選挙川崎市議選と神奈川県議選が4月7日に投開票され、麻生区市議選で立憲民主党公認の鈴木朋子氏(54)が初当選を果たした。また市議選では自民・山崎直史氏(45)、県議選は国民・石川裕憲氏(50)が両氏初のトップ当選を果たした。
前回の10人に対し、今回は現職7人に新人1人が挑む構図となった市議選。新人と無所属現職が大きく支持を伸ばす結果となった。
トップ当選は同選唯一の1万票超えとなった山崎氏。当選の一報を受けた選挙事務所では、詰めかけた支援者から大きな歓声が上がった。山崎氏は「少子高齢化が進む中、対処的な施策ではなく、起こりうる問題を未然に防ぐ政治が必要。区役所周辺の新百合ヶ丘駅北口再編整備などで声を上げていきたい」と意気込みを語った。
市議選で躍進したのは新人の鈴木氏。9千票に迫る得票で初当選を飾った。家族と喜びを分かち合った鈴木氏は「知人の助けを借りてゼロからここまで出来た。今回は立憲民主党に頂いた支持だとも感じている。これからは私に対する票を作っていくことが仕事だと思う」と議員活動への思いを語った。また市議選唯一の無所属候補となった月本琢也氏(40)も前回から3700票以上を上乗せし3期目の当選を果たした。
現職県議が強さ見せる
県議選はこれまで6期務める無所属の相原高広氏(55)と前回初当選の石川氏に、自民党擁立の新人・小野倫太郎氏(41)が挑んだ。これまでの活動実績や継続的な政策を訴えた現職が共に2万票以上を集め強さを見せた。
石川氏の事務所では深夜にテレビで当選の情報を確認すると歓声が上がった。石川氏は「支援者の協力を得ながら徐々に盛り上がっていった選挙戦だった。4年間の活動を地道に訴えてトップで当選できたがこれが終わりではない。新たな4年間も現場主義を貫きたい」と気を引き締めた。
麻生区の投票率は市議選44・04%、県議選43・94%。どちらも前回統一選から0・7ポイントほどの減少となったが、川崎市内では最も高い投票率となった。
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