登戸東通り商店会 街並みルールを検討へ テーマは「昭和レトロ」
「商店街の存続かけて」
土地区画整理事業が進行している登戸東通り商店会(江藤文雄会長)のメンバーらが街並みづくりにルールを設けようと、勉強会を開いている。街のテーマは「昭和レトロ」。事業で揺れる商店街にとって地域活性化への活路は見いだせるのか。
「区画整理で先行きが不透明ななか、商店街にとっては生き残りをかけた取り組み。それぞれの考え方が違うから難しい」
今月8日、商店会の事務所で開かれた勉強会に集まったメンバーからはこんな声が聞かれた。
同商店会は旧津久井道の登戸宿にできた商店街。100年以上も続く商店があり、地域の市街化とともに発展してきた。一方、1988年に事業決定した登戸土地区画整理事業の区域に位置し、整備計画を巡る課題が積み残されてきた経緯もある。事業期間が長いため、先行きが見えずに店を辞めるケースもあるという。
事業で揺れる商店街の活性化を図ろうと、同商店会のメンバーが乗り出したのが独自の街並みづくり。建物移転によって歴史的な面影を失わないように財団法人区画整理機構の助成を受けて「昭和のレトロな街並みづくりデザイン集作成事業」に取り組み始めた。
9月から開いてきた勉強会はこれまでに4回。コンピュータの画像を使って、商店街に面した建物や看板、のれんのデザインの検討を繰り返してきた。各地の事例を参考に道路整備や電線地中化なども行政に訴えていくという。
こうした街並みのルールには、細かく制限を定めた地区計画から、一定の制限を設ける建築協定、緩やかな実行力を持つ川崎市独自のまちづくり育成条例がある。同商店会では今後、視察やルール作りに向けたアンケート調査を実施し、来年3月までにデザイン集を作成させたい考え。
同商店会の細埜隆己副会長は「相当難しい取り組みになると思うが、商店街に一筋の光が見えてきた。商店街の片側ずつ分断して整備が進むと商店街の統一感がなくなる。行政頼りでなく自分たちで動かないといけない」と話している。
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