意見広告・議会報告
県政報告㉖ 県立麻生支援学校の卒業式と入学式 神奈川県議会議員 小林たけし
「児童生徒一人一人の状況は様々で、個別対応が必要なんです」
文教委員として、県教育委員会と一人一台タブレット配布について意見交換していた時に支援学校担当課長からこう言われました。
3月から4月にかけて卒業式と入学式にご招待いただき、支援学校には実に様々な子供たちがいることを実感しました。式典では呼びかけに「はい」と元気に応じる子、大きな声で叫び続ける子、会場を走り回る子、機器を使って意思表示する子、本人の意思表示が困難で保護者や先生が代わりに返事する子など、誰一人として同じ状況の子供はいません。支援学校の式典に出席すると、そもそも「障がいとは何か?」「多様性とは何か」と自然に考えるようになります。
満員電車など、公共の場で障がいのある方が理解し難い行動を取った時に周りの人が距離を取ったり、目を背けるような状況をご経験ないですか?しかし、支援学校の式典では先生やご両親は笑顔で子供たちの行動を受入れ、目くじらを立てません。とても優しい眼差しと雰囲気が会場を満たしていました。
当然式典は特別な時間で、日常生活では苦労が絶えないでしょう。それでも「ともに生きる」のかながわ憲章の精神を実現するため、この場に居合わせることが出来た私自身の責任として、式典会場の雰囲気を社会で再現出来るよう実践していきたいと思います。
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3月14日