専修大学の学生サークルが、年賀状の書き損じハガキを集めて開発途上国の支援に充てようという活動に取り組んでいる。区役所などに回収ボックスを設置し、市民に協力を求めている。
支援活動を行っているのは、同大の国際協力サークルS・I・A(シア)。08年から毎年、年賀状の書き損じが発生するこの時期に回収ボックスを設置している。昨年は総額3万1164円分の支援にあたる742枚を回収したという。
同サークルによると、身近なものをリサイクルすることで簡単に国際協力できることがメリットという。ハガキを提供してくれる人に、開発途上国や国際協力に関心を持ってもらいたいという狙いもある。
集められたハガキは特定非営利活動法人「ハンガー・フリー・ワールド」を通じて換金され、開発途上国の学校給食や植林などの支援に充てられる。ハガキはリサイクルされるため、環境面でも貢献できるという。ハガキ1枚は42円になり、1枚でおかゆ1杯分、8枚で苗木21本分の支援になるという。
同サークルでは現在、大学構内の4カ所のほか、多摩区役所(1階受付横)やライフ向ヶ丘遊園店、区内の高齢者福祉施設、集合住宅にも回収ボックスを設置。自分たちの思いを伝えようと、回収ボックスはダンボールや新聞などを利用して作った。手作りのポスターも掲示して支援を訴える。
回収するハガキは未使用のものであれば可。来年1月31日まで回収ボックスを設置するという。
中心メンバーの後藤美咲さん(1年)は「中学校の授業で開発途上国の生活を知って衝撃を受けた。それから関心を持つようになり、サークルに入った。ハガキ1枚で気軽にできるので、多くの人が参加して関心を持ってほしい」と話す。
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