冬の節電を呼びかけ 市がリーフレット作成
川崎市はこのほど、東日本大震災の影響で今冬も電力需給が逼迫することが予想される中、市民や事業者向けに節電に効果的な取り組みをわかりやすく説明したリーフレットを作成した。
川崎市電力需給対策基本方針に基づく計画的な取り組みの一環で、空調器具などの使用量が増加する夏期と冬期に合わせて市が昨年から発行している。市民向けがA4サイズ、事業者向けがA3の二つ折りサイズ。
市民向けには、イラストや写真、グラフなどを使い、ピークの時間帯や電化製品の設定、重ね着の促進など日常生活の上でできる節電方法をわかりやすく解説している。事業者向けでは、製造業や食品スーパー、飲食店など業種ごとの電力消費率をグラフで示しながら、省電力化、電力消費の平準化、創電力化、電力セキュリティーの保全の4つの視点での節電への取り組みを紹介。具体的な取り組みとして室内温度を19度に設定することや業務用冷蔵庫の設定温度の見直しを行う、就業前後、昼休みなどは消灯を心がけるなどの節電方法を解説している。市の担当者は「設定温度を下げたり、こまめな節電などで無理なく節電に協力してほしい」と話している。
各区役所や図書館などの公共施設、市内のJR・私鉄各駅などで配布している。
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