地元川崎を拠点にプレーし、9月から10月にかけて開かれた仁川アジア大会に出場したバスケットボール男子NBL・東芝ブレイブサンダース神奈川辻直人選手とサッカーJ1・川崎フロンターレ大島僚太選手が初対談を行った。日本の未来を背負う両アスリートがアジア大会を振り返り、今シーズンのチームや川崎の魅力などについて語った。
対談は中原区内で行われた。2人が顔を合わせるのは初めて。
20年ぶりに銅メダルを獲得したアジア大会について辻選手は「大会に入る前、練習試合も含め、負けが続き不安があったが1次リーグを突破し、2次でイラン、中国に競り勝ち、チーム力が上がった。準決勝で韓国戦は負けてしまったが、もう少しのところまでいった。来年につながる結果だった」と、手応えをつかんだ。辻選手は印象に残る試合に、中国戦を挙げ「全員が個々の役割を意識してプレーし、チーム一丸で勝利した」とその理由を語った。
サッカーU-21日本代表の司令塔として出場した大島選手はアジア大会1次リーグクウェート戦で先制点をあげ、活躍を見せたものの、準々決勝で韓国に敗れ、チームは連覇を逃した。「メディアでとりあげてもらったにも関わらず残念だった」と悔しさをにじませた。収穫にはキャプテンを任されたことを挙げた。キャプテンを告げられた際、「高校時代の同級生からアドバイスをもらった」と語った。
所属チームの現況について辻選手は「第5節を終わって5勝3敗で、3位。まだシーズン序盤なので、残り46試合残っている中、チームは良くなっていく」と述べ、連覇への自信を示した。
一方、大島選手が所属する川崎フロンターレは「勝ちきれない状況にある」と述べつつも「しっかりと自分のプレーを主張していきたい。残る試合で数字を残していきたい」と力を込めた。
「かわさきスポーツパートナー」として市のスポーツ推進活動やイメージアップ活動に協力する東芝ブレイブサンダース神奈川と川崎フロンターレ。地域活動について話題が及ぶと、辻選手は小学校での特別授業に言及。「(川崎から)未来のバスケット選手がでてくるといいですね」と語った。
大島選手は、シーズン前の商店街まわりの際に「頼むぞ」と声をかけられ、「地域住民みなさんの期待の高さを肌で感じる」と述べた。
川崎の魅力、印象について辻選手は「大学時代、宮前区に住んでいた。北部は住宅地で住みやすい。今は川崎駅近くですが。なんでもあるし楽しめる」と南北それぞれの魅力を語った。大島選手は「宮前区のスーパー銭湯にたまに行く」ことを明かした。
対談を通じ「大島選手は若いのにしっかりしている」との印象を持った辻選手。これに対し大島選手は「(辻選手はこれまで)全国優勝を何回も遂げている。自分は(サッカー人生の中で)優勝を経験したことがない。いろいろ聞いてヒントを得たい」と語った。最後は2人とも互いの試合を見に行くことを約束した。
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