秋の全国火災予防運動(11月9日から15日)の一環として10日、多摩区では防火意識を高めようと防火ポスター表彰式やパレードなどが行われた。
2016年度防火ポスター金賞に輝いたのは、下布田小学校4年生の箕曲(みのお)良介君(10)。区内の小学4年生から6年生を対象に募集したところ、11の小学校から75点の応募があった。区内中学校の美術教員による厳正な審査により、箕曲君の作品=写真=が金賞に選ばれた。
箕曲君は「金賞をもらえて嬉しい。授業でコンセント回りのホコリが危ないと習ったのが印象的でこの絵を描いた。ホコリを擬人化して工夫した」と話した。
防火ポスターは、全応募作品を12月2日までダイエー向ヶ丘店(向ヶ丘遊園駅下車徒歩5分)に掲出している。
また同日、多摩防火協会(岸井洋一会長)は防火パレードを行った。消防音楽隊の演奏に合わせて、多摩区役所周辺を行進。多摩消防署(日迫善行署長)署員や中村孝也区長をはじめ、多摩消防団、区内の消防関連のボランティア団体のメンバーら約300人が参加し、防火への意識向上を呼び掛けた。
岸井会長は「天ぷらが原因となる火災は昔に比べ減少しているが、放火などは増加傾向にある。夜にごみを出さないなどの予防が大切。近所で声を掛け合って意識を高めていきたい」と話していた。
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