道路整備のため用地買収した後しばらく着工しない土地3カ所を、川崎市は市内初の入札制度で駐車場、駐輪場として活用を開始した。対象は中野島駅前(多摩区布田)の土地と中原区2カ所。路上駐車や不法駐輪の解消を目指すほか、市の歳入確保を見込んでいる。
小杉菅線着工まで5年
南武線の線路沿いに位置する布田の利用地は、小杉菅線の着工までの暫定利用で、2022年3月末までの5年間。面積100平方メートルで、駐車場7台分のコインパーキングとして利用されている。市は昨年10月から利用者を募集し、アマノマネジメントサービス(株)が落札。1年間の歳入額は約190万の予定だ。
中原区の利用地2カ所は、一般国道409号沿いの市ノ坪(133平方メートル)の駐輪場107台と、宮内(646平方メートル)の駐車場26台。落札業者と利用期間、年間歳入額は市ノ坪が東武プロパティーズ(株)で2020年度末まで3年間、約320万円、宮内が三井不動産リアルティ(株)で5年間、22年度末まで約960万円を予定している。
歳入総額は6千万円台
道路予定地を活用した駐車場、駐輪場の整備により、地域活性化や交通の円滑化につなげていくほか、5年間の歳入総額は3カ所合わせて約6700万円を見込んでいる。
市建設緑政局は「有効活用で得た歳入は道路施設の維持管理に生かし、一層の安全と安心の確保に努めていく」としており、「一定の道路幅がないため工事に着手することができないが、(業者が)借りたいと思えるような、市内のまとまった土地で有効活用できるところはある。今後も引き続き、道路予定地の活用に取り組んでいきたい」との方針を示している。
多摩区・麻生区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
【ナイスオン】【バンバン】【ナイスオン】春のコースデビューキャンペーン~4月30日【ブラッサム・ポラリス】4月22日㈪新台入替 |
<PR>