県立向の岡工業高校(堰)建設科都市工学コースの3年生グループが、新聞紙でレインボーブリッジの模型を作り上げた。実物の250分の1、全長約3・5メートル。週3時間ペースで約60時間かけて製作。作品は10月20日、21日の文化祭「向友祭」で展示された。
この作品は同校が3年時に取り組む課題研究の一つで、吉川平教諭(55)の指導のもと、建設科の模型製作班9人が組み立て班と部品を作る班に分かれて手がけた。リーダーで、現地取材や組み立て班の班長を担った石川耕作君(17)は「最高の出来栄え。橋をつるワイヤーロープの曲線や柱の仕上がり感がすごい」と充実感をにじませる。
きっかけは2年生のとき遠足で散策した東京・お台場。石川君がレインボーブリッジを初めて見て、その大きさと構造に興味を抱き、課題研究で模型作りに挑戦しようと決意したという。仲間が集まり、4月にチームが始動した。
新聞紙を細かく切り、丸めて固めた棒が材料の中心で、1000本以上製作。適正な長さに切った棒をスチレンの型に合わせて板状にし、組み立てた。模型の土台に使用した木板を除き、素材は全て同校の古新聞で、材料費はボンドと木板で5千円程度。「処分する新聞を使って、価値あるものを作ってみようと投げかけた」と吉川教諭。「ここまで細かく仕上がるとは思わなかった」と語った。
作品は1月、同校の課題発表会でも披露される。
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