箱根・湯河原・真鶴版
公開:2016年4月22日
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真鶴名産の本小松石と南足柄と山北の杉間伐材を組み合わせた足裏健康器具が、このほど誕生した。墓石や記念碑だけではない本小松石の活用例として注目されそうだ。
木製の台座は溝が彫られており、約60度に温めた石玉を載せて使う。県の「県西地域活性化プロジェクト」の一環で、湯河原・真鶴・南足柄・山北の商工会が中心となり、県に提案・開発していた。
プロジェクトでは県の補助金約1035万円の一部を活用して本小松石の組成などを分析したほか、マッサージ効果を調べるため1月に科学的な実証実験も行っていた。25人の被験者を集め、1分間メトロノームのテンポに合わせてマッサージした足裏をサーモグラフィーで測定。東邦大医学部の関係者が分析したところ、本小松石でマッサージした足はゴルフボールや珪藻土の玉に比べて冷えにくい事が分かったという。
器具は40セット分を製作済で非売品。現在は1市3町を舞台にした現代版湯治プラン「温養道」(2泊3日)の策定も進めており、湯河原温泉の温泉泥(ファンゴ)や薬膳料理、そして新しい足裏マッサージを盛り込んで、今秋にもツアーを募集・実施する予定。
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