箱根・湯河原・真鶴版 掲載号:2017年4月7日号

3年後移転新築JCHO病院

7つの診療科や病床数維持 社会

宇口比呂志JCHO理事と冨田町長
宇口比呂志JCHO理事と冨田町長

現在の土地は売却へ

 湯河原町とJCHO湯河原病院(同町宮上)が3月31日に会見を開き、旧湯河原中学校グラウンド(約5500坪)に3年後に移転新築する新病院の基本構想を発表した。

 同病院は現施設が老朽化し、同じ場所での建て替えが難しいため、2年ほど前に同用地の取得移転を町に打診していた。町は病院存続を最優先し、昨年3月には8億9千万円での売却も議決。グラウンド設備の除去などを行っていた。

産科や小児科「開設厳しい」

 新病院の診療科目は現在と同じ7科目(整形外科・内科・リウマチ科・リハビリテーション科・麻酔科・形成外科・脳神経外科)を維持し、病床数は現在の稼動数とほぼ同様の140〜150床となる。現施設では救急搬送の約2割にあたる460人ほどを受け入れているが(27年度)、新病院では軽度〜中等度の救急受け入れを強化、また町民・企業向けの向けの検診もさらに充実させるという。

 建物の詳細はプロポーザルを経て決める予定で2020年4月の移転開院を目指し施工する。そのため建物の規模は未定だが、出入口は町道が新設される山側となる可能性が高いという。移転後の宮上の敷地は売却する方針。町議会の質問でも挙がった小児科や産婦人科の開設については「地域の切なる要望は分かるが厳しい」と話した。

新防災施設と新病院隣接へ

 新病院は県が開設予定の小田原養護学校分教室や町が新設する防災コミュニティセンターに隣接する形。冨田町長は「避難場所に病院ができ、防災力強化につながる」と期待を述べた。
 

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