川崎市 放射線測定器に予約殺到 開始直後は借りにくい状態
川崎市が予約受付を開始した放射線測定器の無料貸し出しへの申込みが殺到している。専属オペレーター３人で対応しているが、「電話を切ってもすぐに次の電話がかかってくる」と連日フル回転の状況が続いたという。
市危機管理局によると、受付を開始した３月14日から19日までの間で２５１件の予約が入ったという。
測定器の貸し出しは１日単位で、貸し出し期間は３月21日から６月29日までの平日。４月20日までは自治会や商店街などの団体への貸し出しで、個人への貸し出しは４月23日から始まる。各区に３台配備され、貸し出しは各区役所で行われる。特に貸し出したばかりの３月中は予約が多く入っているという。
７月２日からも貸し出しを再開する予定で、改めてホームページなどで告知するとしている。市危機管理局によると、来年３月末までは貸し出しを行う方針という。
予算かき集め購入
放射線測定器はボタンを押すだけと使いやすい設計で簡易型。価格は１台約９万円。同局によると「年度末の予算の残りをかき集めて用意した」という約２１６万円かけて予備も含め26台を購入した。性能面について危機管理局は「近隣の市でも広く使われている測定器で、ある程度の信頼性はある」としている。
測定した際、１メートルの高さで毎時１マイクロシーベルト以上の値が検出された場合は貸し出しを受けた区役所へ連絡すること。
３月28日までの申込みは専用受付（【電話】０４４・２００・９０７８）、３月29日以降は多摩区役所（【電話】０４４・９３５・３１１３）まで。ともに受付時間は午前９時から午後４時まで。
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