多摩区や中原区など川崎市内体育館を拠点に活動するフロアボール男子U―19の日本代表チームが9月17日から4日間、山梨県で開催される世界選手権アジア・オセアニア予選大会に挑む。来年5月の本戦出場を目指す。
フロアボールとは、1970年代にスウェーデンで発祥した競技スポーツ。スティックと穴の開いたプラスチック製の軽いボールを用いる。アイスホッケーに近い競技スタイルで、室内コートで2チームが対戦して得点を競う。1チームはゴールキーパーを含めた6人編成。選手交代が激しい競技のため、ベンチにいる選手20人全員が試合に出場することも多いという。
予選参加国はオーストラリア、イラン、ニュージーランド、日本の4カ国。総当たり戦で上位2カ国が来年5月にスウェーデンで行われる本戦に出場できる。
アジア・オセアニア予選が行われるのは今年が初めて。前回は直接、世界選手権に出場し、オーストラリアに9―6で惜敗している。
代表チームは9月3日、生田東高校の体育館で予選前の最終練習を行った。加藤宗一監督(61)のもと、フォーメーションやパス回しなど実戦形式でプレーを確認。大会本番に備えた。
選手の半数は川崎市出身・在住者で、地域住民が自主的に設立・運営を行っている中野島総合型スポーツクラブ「ビルネ」をきっかけにフロアボールを始めた選手も多い。
加藤監督は「今年は小さい頃からスティックに親しんでいる子が多いため、レベルが高くチームワークも良い。体の大きい外国人に勝つためスピード強化に力を入れた」と話す。
主将の兼重涼選手(18)は「オーストラリア戦に向けてやってきた。合宿を重ね連携プレーも増えた。攻撃性の高い、シュートの多い試合をしたい。日本で開催される予選なので、切符を勝ち取りたい」と話していた。
|
<PR>
多摩区・麻生区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|