市政報告【9】 五反田川の白濁の原因究明と対策を要望 みらい川崎市議会議員団 嶋田和明
生田駅付近を流れる五反田川が白く濁っている現象が10年以上続いています。この河川の地下にはJR東日本の貨物線があり、トンネル内に湧き出た地下水が溜まると自動的にポンプで汲み上げられ、マンホールより河川に流される仕組みとなっています。自治会では、毎年五反田川の調査と環境対策を市に要望しています。市は、放流口で採水した河川水については、環境基本法で規定されている代表的な重金属類について環境基準超過はなく、また、下流においては溶解性鉄の項目が高い傾向となっているが、溶解性鉄は鉄分の多い地層からの湧水に由来するため、人体への影響はないと回答しています。そのため白濁の現象は続いており改善されていません。
しかし、この白濁が環境基準の数値を超えていないとはいえ美観を損なっており、地域住民の改善を求める声は高まっています。地域住民の意向をふまえ関係機関やJR東日本と協議し連携した取り組みの必要性を質問しました。市からは、令和3年度に河川維持管理計画を策定し、河川環境の保全についても目標として掲げており、良好な水質の保全は必要であると認識しており、河川管理者としてJR東日本に対して原因究明に向けた調査の協力を求めるなど、適切に対応していくという回答を得ました。
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