市政報告【10】 防災ラジオの整備と導入に向けて みらい川崎市議会議員団 嶋田和明
多摩区は、地域によって起伏や増水の可能性のある河川、狭隘(きょうあい)な道路も多いため、発災時はまずは在宅避難を前提としながら、安全が確認された上で適切な判断のもと避難所へ向かうことが大切です。混乱を防ぐためには、災害に関わる情報が正しく確実に伝達されることが重要です。
私は、12月の第5回定例会において「防災対策と避難所運営会議について」の中で防災情報の伝達について質問をしました。本市では、防災アプリやメールニュース、各種SNSなど、インターネットなどを活用し、伝達手段の多重化に取り組んできました。一方でネット環境からの情報取得に不慣れな方も存在することから、シンプルで分かりやすい手段として、新たに「防災ラジオ」の導入に向けて検討を進めています。
また、難聴エリアと想定される市北部の地域において「かわさきFMの電界強度」を調査し、概ね屋外で受信可能な強度があることは確認しており、今後もアンテナ対策など可聴域の改善に取り組むとしています。2月13日に開会された定例会において「防災行政無線設備整備事業費」として予算案が提案されており、早期に防災ラジオの整備と運用開始が期待されます。引き続き、誰もが、安心・安全に暮らせる社会を求めて議論に臨んでまいります。
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11月22日