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新百合ヶ丘鉄道模型クラブ 走る風景 未来へつなぐ 楽しく20年 地域にも展開 

文化

公開:2024年5月31日

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ジオラマを紹介する二上代表(中央)と小幡さん(左)、若森真一さん
ジオラマを紹介する二上代表(中央)と小幡さん(左)、若森真一さん

 麻生区の金程会館を拠点に活動する「新百合ヶ丘鉄道模型クラブ」が発足から20年の節目を迎えた。小学生から70代の幅広いメンバーが集まり、精巧に手作りされた風景の中で、鉄道模型を走らせている。こども文化センターなどでの展示イベントも好評を博す。二上孝秋代表は「ずっと同じ場所に置いておけるよう、鉄道模型の博物館ができたら」と夢を語る。

 金程在住の二上代表と鉄道模型好きが集まり、2004年に発足した同クラブ。初期はテーブル上にレールのみを敷き、列車を走らせて楽しんでいた。次第に、山や建物などの風景を充実させていった。

 パーツを購入するだけでは飽き足らず、ゼロからジオラマを作るように。板の上にレールをどのように配置するか線を引く。実際にレールを置いて、駅や田んぼ、建物など「どんな風景の中を鉄道が走ったらよいか」イメージを膨らませていくのが醍醐味だという。高低差のある山々など、組み立てていく。雪景色は白い色を塗っていき、本当に北国を鉄道が走っているように見せる。「さまざまな風景の中を電車が走る姿は、いつまでも見ていられる」と二上代表は笑顔を見せる。

展示イベントも

 自分たちだけで楽しむだけなく、もっと多くの人に見てもらいたい――。そんな思いもあり、かわさき市民活動センターが主催した地域団体の横のつながりを深めるイベントに参加したのは2020年ごろだ。その後、こども文化センターなどから「展示イベントを開催してほしい」というオファーを多数受けるようになった。

 「今まで40回ぐらい実施してきた。準備は大変だが、それ以上に見せる喜びをメンバーが感じている」と語り、「老若男女問わず、見てくれる人たちも喜んでくれている」と思いを述べる。

 今後も社会貢献活動として続けていく。イベントの依頼などの詳細は同クラブのサイトを参照。

芸術祭に出展メンバーの小幡さん

 今年3月に都内で行われた第9回池袋鉄道模型芸術祭には、同クラブの代表作品としてメンバーの小幡富士雄さん(麻生区王禅寺東在住/77)の『碓氷峠の春』を出展した。鉄道雑誌『月刊とれいん』2024年5月号の芸術祭の様子を紹介する記事でも、目立つ位置に掲載された。

 約70年前、小幡さんが父親と一緒に、碓氷峠を走っていた鉄道に乗った記憶を元にして、風景を再現したという。70年前の景色をリアルにするため、雑誌や書籍を参考にしながら約1年半をかけて完成させた。「芸術祭では、作り方やこだわりなどを多くの人に聞かれた」と振り返る。  

 小幡さんは、手先が器用で、物作りが好きだったこともあり、中高時代に鉄道模型を製作していた。「童心に帰り、自分の好きなことを」。そんな思いが芽生え、再び鉄道模型を作り始めたのは約2年前だ。インターネット上の検索で同クラブの存在を知り、加入したという。「鉄道模型を通じて、仲間ができた。イベントでは地域とのつながりも深まった」と充実した表情を見せる。「地域財産としてジオラマを残していけたらうれしい」と小幡さんも二上代表らと同じ夢を持つ。

欧州型のクラブも

 金程会館で一緒に活動するヨーロッパ型鉄道模型に特化したクラブ「モデルアイゼンバーンクラブ」も二上さんが立ち上げたクラブだ。物心ついたときから大の鉄道好きだった二上さん。新婚旅行でドイツやオーストリアを鉄道で巡った。帰国後、ヨーロッパの鉄道模型にはまっていった。

 知り合いたちと1992年にクラブを設立した。ジオラマを作り、都内などで展示を行っていたという。その後、96年ごろから金程会館で活動している。新百合ヶ丘鉄道模型クラブと一緒に活動し始めたのは2010年ごろだという。現在会長を務めている宮崎義幸さんは「ヨーロッパの風景を走る姿を見るのが楽しみ。列車デザインも特徴的」と魅力を語った。

北国を走る列車
北国を走る列車
鉄道模型芸術祭に出展した小幡さんの作品=本人提供
鉄道模型芸術祭に出展した小幡さんの作品=本人提供
欧州を走る列車
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