人助けやボランティア活動に取り組んだ区内の小中高生を表彰する10年度の「善行表彰式」が先月28日、多摩警察署(菅原保署長)で開かれた。「特別表彰者」を含む9人が表彰状を受け取った。主催は多摩地区学校警察連絡協議会(吉水之夫会長)。
10年度の善行表彰者は南生田小学校の児童2人と生田中学校の生徒1人、向の岡工業高等学校の生徒1人の計4人。善行表彰の申請期日に間に合わなかったものの、表彰に値する活動をしたとして中野島中学校の生徒5人が「特別表彰」を受けた。
生田中学校3年の角中恋さんは福祉活動で表彰された。枡形のこども文化センターを中心にイベントの準備や子どもの世話、障害を持つ人たちを介護するなどボランティア活動を3年間継続して行ってきたことが評価されたという。表彰式に参加した角中さんは「高校に行ってもボランティアを続けていきたい」と笑顔を見せていた。
その他の表彰者と善行内容は以下の通り。▼事故防止活動で表彰された南生田小学校5年の川島里麗衣さんと春山千紘さん(公園で遊んだ帰りに目の不自由な女性から道を聞かれた。心配になり、女性の後をついて行くと途中で道を間違えるので目的地まで案内したところ大変感謝された)▼福祉活動で表彰された向の岡工業高等学校1年の古内政也さん(学校の最寄り駅である久地駅から学校までの道のりを入学時から自発的にゴミ拾いをしながら登校。地域の環境美化活動に貢献した)▼防犯活動で特別表彰された中野島中学校3年の西田昌平さん、井関龍弥さん、坂井孝穂さん、佐藤敦舎人さん、濃沼芳利さん(登校中に公然わいせつの男性を目撃した西田さんや井関さん、坂井さんは捕まえようと計画を立てた。後日、佐藤さんと濃沼さんを含めた5人で男性を取り押さえ、近くの民家で電話を借りて警察に通報した)
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