「負けに負けるな」 プロボクサーが母校稲中で
稲田中学校出身で「川崎新田ボクシングジム」に所属するプロボクサー、片桐秋彦選手(24)と古橋大輔選手(23)の2人が8日、母校で講演会を行った。同ジムの新田渉世会長と日本ライトフライ級チャンピオンの黒田雅之選手(24)も壇上に上がり、生徒に努力することの大切さを訴えた。
講演会は同校の道徳授業の一環。部活動の夏大会に控えて生徒達の礼儀作法や道徳心を向上させることを目的に地元の宿河原駅前商店会の協力で実現した。
新田会長は「ボクサーはリングを下りたら紳士。優しさを身につけていないと、強いボクサーとはいえない」と説明。自身が東洋太平洋バンタム級チャンピオンになるまでに3回失敗したエピソードを話し、「負けに負けるな」と生徒に呼びかけた。
古橋選手は「負けは負けで終わったら負けになる。負けはいい経験になる」と訴え、「世界チャンピオンをめざすと言えなくなったら終わりだと思っている」と意気込みを語った。
片桐選手は「自分は今、負けが続き、壁にぶち当たっている。次の8月16日の試合でひと回り大きくなった自分を見せたい」と後輩に活躍を誓った。
黒田選手は「自分も負けに負けるなという思いでやっている。でも、全試合に勝って世界を狙いたい」と抱負を語った。
質問コーナーやボクシング体験の企画もあり、選手と生徒が交流を楽しんだ。
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9月20日
9月13日