多摩区役所 市民の観光アイデア募集 最優秀案には５万円
多摩区役所は多摩区の魅力アップや観光推進の取り組みに関するアイデアコンテストを開催する。15日からアイデアの募集を開始した。自然や文化施設といった観光資源の活用策のほか、埋もれた魅力的な資源も市民の視点で発掘しようという。
多摩区の観光推進は川崎市や多摩区役所の重要な施策の１つ。生田緑地や多摩川といった自然に加え、藤子・Ｆ・不二雄ミュージアムやかわさき宙と緑の科学館などの文化施設の充実を重点にＰＲを展開してきた。
区役所はコンテストでこうした観光資源のほか、地元住民だからこそ知る魅力的な商店や商品、人材、場所、景色、その活用策などを見いだし、多摩区の魅力アップや集客力の向上につなげたい考え。
コンテストは４部門。「ハガキ部門」は対象資格を設けず、ハガキサイズの用紙に文章や絵を書き込んだアイデアを募る。優秀な提案には５０００円相当の商品券が贈呈される。「Ａ３部門」は高校生以上を対象にＡ３サイズ４枚以内に文章やイメージスケッチ、フロー図などを使った具体的なアイデアを募る。優秀な提案には５万円が贈呈される。「高校生ポスター部門」は区内に立地する高校の在学生が対象。見どころや特色をＰＲするポスターを募る。「３大学お店部門」は区内３大学の学生を対象に商店や商店街の集客アップに関するアイデアを募る。優秀な提案には１万円が贈呈される。
応募の締め切りは10月11日（高校生ポスター部門のみ９月30日）。学識者や観光協会などのメンバーらによる審査員が優秀作品を決定し、11月上旬に公表する。表彰式は11月30日に開催を計画している「（仮称）たま観光大交流会」で行うとしている。応募要項は多摩区役所地域振興課（【電話】０４４・９３５・３１３２）などで配布している。
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