神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2015年5月15日 エリアトップへ

市・県明大 のらぼう菜を共同研究 品質向上と生産安定めざし

社会

公開:2015年5月15日

  • LINE
  • hatena
のらぼう菜を手に共同研究を発表した福田市長ら(農業支援センター提供写真)
のらぼう菜を手に共同研究を発表した福田市長ら(農業支援センター提供写真)

 川崎の郷土野菜「のらぼう菜」の品質向上と生産の安定化を――。川崎市と明治大学、神奈川県が7日、のらぼう菜に関する共同研究の契約を締結した。よりよい味にするための栽培マニュアルを作成し、研究結果を生産者に還元することで、地域の特産物として確立をめざすという。

 のらぼう菜はアブラナ科に属する野菜で栄養価が高く、甘みがあるのが特徴。鎌倉時代に川崎に持ち込まれ、江戸時代におきた天明・天保の飢饉を救ったといわれている。多摩区菅地区で古くから栽培され、今では川崎北部を中心に市内に広がっている。農家の軒先販売や直売所での売れ行きは好調なものの、市場やスーパーマーケットでの販売は少ない。そのため生産量や品質の安定に関して課題があったという。

 共同研究を実施するのは、川崎市農業技術支援センターと明治大学農学部農学科野菜園芸学研究室と神奈川県農業技術センターの3機関。▽栄養分析や品種系統の解析を通じたより食味の良い系統の選抜▽栽培条件や方法の違いによる生育と収量への影響の解明▽しおれやすい性質への対応を含んだ鮮度保持▽統一の品質基準を設定し栽培マニュアルの作成――に取り組む。研究を実施する期間は2018年3月31日まで。

 市の担当者は「一般消費者の方が購入できる機会を増やして、野菜としての魅力を伝えていきたい」と話していた。

 市は発明や研究成果などの知的財産の管理運営を徹底するため、川崎市農業技術支援センターの知的財産ポリシーを策定した。全国の市立農業試験場としては初めて。共同研究の促進や職員意識の向上から新たな創造へとつなげることが狙いという。

多摩区内で栽培を続けている「菅のらぼう保存会」ののらぼう菜
多摩区内で栽培を続けている「菅のらぼう保存会」ののらぼう菜

「バンバンなら私もいける!」

【新台入替】5月7日㈫「スマスロ交響詩篇エウレカセブン4」 ブラッサム・ポラリスで

http://www.prime777.co.jp/

<PR>

多摩区・麻生区版のトップニュース最新6

大きな舞台で落語に挑戦

多摩区の演劇少年少女

大きな舞台で落語に挑戦

伝統文化学び、笑い届ける

5月3日

「想定超」の4万7000人

川崎市健康アプリ

「想定超」の4万7000人

企業活動、口コミで拡大

5月3日

人身事故 前年比3割超増

麻生警察署

人身事故 前年比3割超増

県ワースト2位 高齢者多数

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

ツチノコの謎 映画で迫る

麻生区在住今井監督

ツチノコの謎 映画で迫る

目撃談追い続け5月公開 

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook