小田急電鉄(新宿区)は小田急線登戸駅の北口改札と下り1番線ホームの使用を、3月3日から始める。降車専用として駅構内の新宿方面に設置された新改札は、川崎市の歩道橋経由でJR南武線登戸駅に接続。混雑緩和や乗り換えの利便性向上につながる見通しだ。
ホームから階段やエスカレーターで接続する既存の中央改札口に次いで、2カ所目の出口になる北口改札=写真。自動改札機4台が設置され、降車した利用客がJR南武線登戸駅への乗り換えや駅前に出るための、新たな通路になる。
登戸―代々木上原駅間の複々線化工事の完成に伴う、今月17日からのダイヤ改正により、快速急行の新たな停車駅になる登戸駅。小田急電鉄の広報は「快速急行が停車することで、登戸駅で乗り換える利用客が増える」と見込む。
下り1番線は、小田原方面の各駅停車と一部の準急が乗り入れるホームとして使用。既存の2番線と同じホームで乗り換えができるようになる。
小田急登戸駅の昨年度の1日平均乗降人員は16万2422人で、小田急全線で5番目に多い。登戸駅長の水島悦子さんは「1番線にはこれから新たに電車が乗り入れるので、安全にホームを使用してほしい」と注意を促し、「北口改札にはエスカレーターなどのバリアフリーが整備されていないので、用途に応じて従来の中央改札口と併用してもらえれば」と呼びかける。
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