公募で集まった65歳以上の市民モデル60人規模のファッションショーが2月23日、多摩市民館で行われる。川崎市が2013年度から各区で毎年企画しており、多摩区では初。先月25日、同館大会議室での練習初日には男女50人以上が参加した。
「プラチナファッションショー」と称し、フォーマルやカジュアル、和装に身を包んだ市民が音楽に合わせて舞台を歩くこの企画は、2013年度に川崎区で初開催。その後は年1回、幸、中原、高津、宮前へと会場を各区に移して継続してきた。
今年度は多摩市民館大ホールが公演会場で、主催は多摩区民6人による実行委員会と市民文化局。応募者数は市内在住の男性8人と女性48人、66歳から88歳の56人だった。多摩区社会福祉協議会の会長で、実行委員長の田村弘志さんは「本番の舞台は動画撮影してもらえるので、いい記念になる。普段は感じられない晴れ舞台を楽しんでもらえれば」と期待を込める。
恥捨て、思い切り
練習はきょう2月1日、8日、15日、前日22日で初日も合わせて全5回。パリコレクション経験者や現役モデルらプロ講師を擁する(株)ワンズプラン(東京都)が、昨年の宮前区に続き今回も指導や演出を手がける。先月の練習初日は、50人以上の参加者がウオーキングの基礎に挑戦。参加した多摩区在住の近藤公昭さん(72)は「歩く難しさを感じたが楽しめた。みんな夢を持っていて良い企画。本番に向けて恥ずかしがらずに思い切りやりたい」と意気込んだ。
今後は衣装決めや髪型、メークの指導などを経て、複数人で歩くフォーメーションにも挑戦する。
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