神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
多摩区版 公開:2021年10月29日 エリアトップへ

専大生 地域通貨、普及へ奔走 11月「たま楽市」を後押し

コミュニティ経済

公開:2021年10月29日

  • X
  • LINE
  • hatena
(右から)本多さん、松田さん、奥津さん、小井土さん
(右から)本多さん、松田さん、奥津さん、小井土さん

 多摩区内のボランティア活動等で活用されてきた地域通貨「たま」。利用や周知の場となるイベント「たま楽市」が11月13日、枡形で開催されるにあたり、専修大学生田キャンパスの学生が企画運営に参加。「たま」が持つ助け合いの精神を広めようと、学生目線で新たな仕掛けに取り組む。

 地域通貨「たま」は助け合いやつながりを生み出す仕組みとして2007年から流通。運営委員会や団体会員が主催する催しでボランティア等をすると、お礼として「たま」をもらうことができ、約60の登録店などで利用可能となっている。

 運営委員の本多正典さんは、専修大に接する大谷自治会の会長。自治会としても5年前から「たま」の団体会員だが、普及の難しさを感じていた。同時に「自治会内に学生が約50人住んでいるが関わりがない」と学生の地域参加を模索する中、縁あって専修大のキャリア支援「リーダーシップ開発プログラム」と連携。2年ぶりのたま楽市開催へ、学生の力を借りることになった。

謎解きで理解深め

 今年度のプログラム内で学生6人がチームを組み、7月に始動。毎週会議を重ね、地域通貨の事例調査や「たま」登録店への聞き取りを行った。店舗を回った松田敬充さん(2年)は「『たま』の認知度が低いことが分かり、広報している店主も少なかった」と語る。

 たま楽市に向けた仕掛けとして、同チームは謎解きを交えたスタンプラリー「たまンプラリー」を考案。10月30日から当日まで、地域の対象店舗で謎を解きスタンプを集めると、たま楽市で景品がもらえる。「普及させるだけでなく、謎解きをしながら『たま』の助け合いの心を知ってもらいたい」と小井土璃空さん(1年)。小学生にも多く参加してもらおうと、台紙は枡形こども文化センター等で配布する。

 11月13日の会場は生田根岸跨線橋下公園(枡形5の16)、午前11時30分から午後3時まで。過去のたま楽市と同様に手芸品や菓子など出店が並ぶほか、学生主体でキックボウリングも企画した。「世代を問わず気軽にコミュニケーションをとれる場になれば」と奥津里花さん(2年)。本多さんは「学生が本当に思っていた以上のことをやってくれて、大いに期待している」と激励する。

(問)「たま」事務局【電話】044・872・9325

「バンバンなら私もいける!」

【新台入替】5月7日㈫「スマスロ交響詩篇エウレカセブン4」 ブラッサム・ポラリスで

http://www.prime777.co.jp/

<PR>

多摩区・麻生区版のトップニュース最新6

大きな舞台で落語に挑戦

多摩区の演劇少年少女

大きな舞台で落語に挑戦

伝統文化学び、笑い届ける

5月3日

「想定超」の4万7000人

川崎市健康アプリ

「想定超」の4万7000人

企業活動、口コミで拡大

5月3日

人身事故 前年比3割超増

麻生警察署

人身事故 前年比3割超増

県ワースト2位 高齢者多数

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

ツチノコの謎 映画で迫る

麻生区在住今井監督

ツチノコの謎 映画で迫る

目撃談追い続け5月公開 

4月19日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

多摩区・麻生区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

多摩区・麻生区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook