神奈川県議会議員 土井りゅうすけ 県政報告 安全・安心な暮らしへ注力 企画=土井りゅうすけ政務活動事務所
--まずは2023年の総括をお願いします。
【土井】5月に新型コロナウイルス感染症が5類へ移行しましたが、新変異株の出現や人流の活発化などから、インフルエンザとともに感染者数の増減は見られ、まだまだ油断できない状況が続いています。コロナ禍では地方創生臨時交付金でさまざまな施策が講じられましたが、今度は物価高騰の波が押し寄せてきました。その対策として昨年12月に、医療機関や福祉施設、学校、LPガス事業者、農林水産業者など、さまざまな生活者・事業者への支援金の支給や補助が補正予算で可決されました。
--安全・安心なまちづくりの取組についてはいかがですか。
【土井】多摩警察署のリニューアル工事の入札が、人件費や資材高騰の影響を受けて不調となりました。24年度の早期入札に向けて現在、補正予算を計上するよう求めています。
防犯カメラ設置の補助制度については、これまで補助対象外だった、市町村自らが設置する防犯カメラや機能強化を伴う更新などを対象に加え、内容を拡充して継続実施しています。
--医療費の助成については、県の補助基準が是正されたそうですね。
【土井】24年度に小児医療費やひとり親家庭等医療費、重度障害者医療費の助成補助率が一般市町村と同程度に引き上げられ、格差が是正されます。これまで政令指定都市は県民として他市町村と同様の税負担をしていたにもかかわらず補助率に格差があり、公平性が損なわれた状態でした。
--犯罪被害者のサポートも拡充されると聞きました。
【土井】県では、24年度に犯罪被害者や遺族への見舞金制度を創設します。これまでも上限を100万円とする貸付金制度がありましたが、使途が限られ、返済も必要でした。見舞金制度に切り替えることで、犯罪被害者への経済的支援を拡充します。
--会長を務めていらっしゃる、超党派による「神奈川県手話言語普及議員連盟」は、設立4年目を迎えます。
【土井】聴覚障害者のためのスポーツの祭典「デフリンピック東京2025」が、25年11月に東京で開催されることが決まっています。神奈川県でも、24年度からデフリンピック運営委員会へ職員を派遣することになっています。県議連としても、全日本ろうあ連盟等が目指していた日本での開催を応援します。残念ながら県内を会場とする競技はありませんが、キャンプ地の誘致や機運の醸成に向けて働きかけていきます。
手話言語普及議員連盟については、全国的なネットワークの構築に向けた動きを進めているところです。
――最後に区民へメッセージをお願いします。
【土井】今年もこれまでと変わらず、地域の声をしっかりと県政に反映させ、誰もが暮らしやすい安全・安心のまちづくりのため、尽力してまいります。
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