箱根・湯河原・真鶴版 掲載号:2014年4月18日号
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4月29日に「おとなだって絵本の会」で読み聞かせをする 上甲知子さん 真鶴町勤務 41歳

毎日しっかり向き合いたい

 ○…絵本は「読み聞かせ」という言葉よりも「読み合い」の方がふさわしい。聴く側だって一緒に絵本を読んでいるから―これまで町内外の小学校や図書館のボランティアで子どもたちに向き合い続けての持論だ。活動のきっかけは友人の紹介で参加した読み聞かせ講座だった。当時は分刻みの家事に追われ、会話はどこか「ガミガミ」に、「あとでね」が口癖に。大切な事が後回しになっていた。読み聞かせが始まると、抱いているわが子が集中して聴き入っていた。「往復ビンタのような衝撃」だったという。それから毎日、絵本を通じて子どもと向き合うようになった。

 ○…小田原生まれ、南足柄育ち。小さい頃の遊び場はもっぱら畑だった。西湘高校を経て清泉女子大に進学すると、源氏物語に没頭した。言語学の視点で読み解き、形容詞『ことごとし』と『ものものし』を比べたり、隠れエピソードを探ったり。「源氏が実は…女三宮が…」と熱く語り、今でも簡単に平安時代に入りこめる。19年前に真鶴町役場に就職し3年前から「広報真鶴」の編集を1人で担当。各課の情報をまとめ、撮影に駆け回りレイアウトを組む。読みやすさと正確さの責任も重いはずだが「まぁ、みんな同じですから」とほのぼの。真鶴の美景を愛し、港から見上げる町並みは、通りがかりに必ずカメラにおさめて帰るという。

 ○…「絵本は理解するんじゃなくて、その世界をジェットコースターみたいに体験するもの。だから何度読んでも飽きない」。子どもたちに向き合う時のニックネームは「とんちゃん」。登場人物ごとに七色の声…という訳にはいかないが、そこは3人を育てるお母さん。丸みのある声が心地良い。29日に初開催する読み聞かせは大人向けで、読後に参加者で語り合う時間もあるらしい。「好き嫌いは人それぞれで、それをシェアする。化学反応が楽しいんです」。真鶴の夜に濃い時間が流れそうだ。

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