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真鶴町で開催された起業体験・町おこしイベントで優勝したチームのリーダー 柴山 高幸さん 真鶴町岩在住 32歳

公開:2014年7月4日

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真鶴ではじけた一粒種

 ○…若者が3日間かけて起業アイデアを競い合い、町を活性化させる「スタートアップウィークエンド真鶴」。参加者として、実行委員として盛り上がりの中心にいた。仲間と煮詰めた企画はこうだ。世界中で食事をしている人々がネットを通じ写真投稿やレシピの交換などで交流する。サイトを通じて食卓と食卓がつながり、作った料理のシェア(おすそわけ)相手も探せる――斬新なアイデアが審査員の間でトップの評価を受けた。突き動かされた理由がある。「やむなく真鶴から出てゆく若者がいます。もし真鶴で起業して、仕事がシェアできたら」。

 ○…旧・岩小、真鶴中を卒業。当時の遊びはファミコンという団塊ジュニア世代。家族全員がファミコンを愛し、家に帰ると「ドラクエ」をクリアしている母がいたという。中学生の頃の夢は服飾デザイナーで、ファッション番組に見入るちょっと変わった中学生だった。「自分のデザインをモデルに着てもらい、買ってもらえる華やかな世界。こんな人々と一緒に仕事がしたかった」。しかし頭に浮かぶデザインを紙に描けぬまま、夢は断念。専門学校でプログラム技術などを学び、卒業後はソフトウェア会社に就職、実務経験を積み3年前に独立した。今は個人事業主として、ポータルサイトや洋菓子店のHPなど、パソコン上でデザインの才能を発揮している。

 ○…もう一つの顔は町を知り尽くした町観光協会スタッフ。修学旅行生の宿泊や漁業体験のコーディネートにも関わるようになり「昔より町の人の顔が近くなった」。何が釣れる?といった問合せも、廃業したシャボテン公園や水族館の事を聞かれても大丈夫。休日はイカを探してテトラを歩き、マグロを求めて沖へ。「ネットで情報収集もいいけれど、会って体験談を聞くのが一番早い」とアナログな横顔も。真鶴の魅力を思い切り吸い込み、発信に胸を膨らませる。貴船まつりのシャツがきつそうだった。

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