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音楽と海岸清掃のコラボイベント「グリーンエイド真鶴」で実行委員長を務めた 山田 周佑さん 真鶴町出身 29歳

公開:2015年10月23日

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息はぴったり、誰とでも

 ○…「グリーンエイド」で、今年から実行委員長を担っている。今回は琴ヶ浜をバックに大型ステージを建て、例年以上の賑わいに。若者たちが総出で歌うフィナーレを、遠くから愛おしく見つめていた。昨年は台風が直撃し、雨天時の会場も確保できず、飲食店の助け舟で座敷を会場にさせてもらった。難局はいくつもあったが、様々な職種で働く仲間が知識や人脈を持ち寄って乗り切ってきた。

 ○…小さい頃からお囃子に加わり、真鶴中学校ではマーチングバンドを始めた。ホルンを吹きながら一列や円になって動くハードな活動だったが、様々な楽器のハーモニーに魅せられたという。「背が小さいから大股じゃないと歩調が合わない。大丈夫なのかと心配されましたが、やるしかないと」。苦労が実り、東日本大会出場を果たした事は今でも誇らしい思い出だ。

 ○…大学卒業後に就職したのは某大型飲食店チェーン。6つの店舗の運営を任され、携帯は24時間ひっきりなしに鳴り、帰宅するたびに意識が遠のいた。そこで学んだことは、電話で済まさないこと。どんなに忙しくても現場に足を運び、面と向かって話す事の大切さだった。「スタッフ全員の顔と名前を覚えました。若い子にどう言ったらやる気が出るか、考えました」。

 ○…6年前に家電量販店に転職し、指揮官から一人の販売スタッフに。接客は単なる家電の販売ではないという。「お客様がひとつの家電を通じて、どんな課題をどうしたいのか。それを知る事で提案の仕方も変りますね」。呼吸を合わせる人柄は、時間や場所が変わっても活きている。

 ○…「今年のグリーンエイド、新しい子が参加してくれたんですよ」。その笑顔は新弟子を迎えた親方のよう。イベントは来年、自分と同じ30歳を迎える。発足時のメンバーはシニア世代に入ったが、受け継いだ思いは少しも色あせていない。「郷土のために、できる事は何だろう――」

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