市政報告 駅前広場は街の顔 〜登戸土地区画整理事業について〜川崎市議会議員 三宅隆介
街の発展は駅前広場から
街というものには必ず、その街の発展の基盤となる空間的な象徴があります。
その空間的象徴のことを「街の顔」というのであれば、そのほとんどは「駅前広場」です。都市計画上、あらゆる事例がそのことを証明しています。その点、私は駅前広場こそがその街の発展を決める、といっても過言ではないと考えています。
例えば、発展目覚ましい武蔵小杉では、新駅の設置とその駅前広場の開発に官民合わせて約226億円(市だけで約118億円)が投じられました。その結果、住宅だけでも約5000億円もの民間投資が創出されています。ビル風等の問題を抱えつつも、街のイメージを含めて武蔵小杉の発展ぶりには目をみはるものがあります。
また、川崎駅西口の駅前広場の発展ぶりをみてもしかりです。あるいは、お隣の横浜市では、既に広くて立派なあの横浜駅西口の駅前広場でさえ、再整備の対象になっています。あれだけの規模をほこる駅前広場なのに、横浜のもつポテンシャルの規模からすると不充分だそうで、官民合わせて約8000億円の再投資が検討されています。歴史的、あるいは組織的にみても、川崎市と横浜市とでは、街づくりにかける意気込みに大きなちがいを感じます。
整備が遅れている多摩区の顔
さて、そうした観点からみますと、多摩区の発展を拒んでいるものの第一が、区内唯一のターミナル駅である登戸駅の駅前広場整備の停滞です。むろん武蔵小杉ほどの投資効果を見込めないにしても、登戸駅の駅前広場を本格整備し(現在は暫定整備)、接続する道路をも併せて整備することで、多摩区の発展速度は飛躍的に早まります。そしてその発展効果は区内の各地域にも波及します。
必要に応じて「収用」も検討すべき
その登戸駅前広場の整備を阻んでいるのが『登戸土地区画整理事業』です。そこで、去る平成28年12月議会(一般質問)では、現在進めている集団移転方式による集団移転が終了したのちは、速やかに登戸駅前広場の整備を進めるよう質問しました。所管局長の答弁によれば、「平成31年度を目途に、登戸駅前広場の完成にむけ事業着手できるように取り組みたい」とのことでした。
次いで、事業スケジュールに遅れが生じないように、必要に応じて収用による建物移転なども検討する必要があるのではないか、と質問しました。所管局長からは「土地区画整理法77条に基づいて、施行者が直接建物を除去できる手法の活用も視野に入れ取り組みたい」と、答弁がありました。答弁では平成31年度を目途にとのことでしたが、一年でも前倒しして駅前広場及びその接続道路の整備に取り掛かれるよう強く要望いたしました。
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