長沢商店会には多目的に使われる集会所「長沢ひろば」がある。期間限定の物販店になったり、イベントを開いたりと、まち全体の活性化に役立ってきた。学生を巻き込んでの活動は成功例のひとつとして区内でも注目されている。同商店会会長の原山修さんが話した。
「ここは多摩区の端っこ。黙っていてはお客さんは増えない」。駅から遠く、商店会で買い物をする客は周辺の住民だけ。一時は会員同士の考えの違いもあり、「会が消滅する危機もあった」と打ち明ける。
4年前、「長沢ひろば」はそんな苦しい時にできた集会所だ。存在理由を疑問視する声もあったが、原山さんは自治会やPTAで培った人脈を生かして近隣の小・中学校や高校、大学に声をかけていった。
「学生が主体となって企画から携わり、商店会が後援や共催にまわるとうまくいくことがわかった」
以後、様々なイベントが長沢ひろばで開かれるようになった。例えば、専修大学が関わった餅つき大会や長沢中学の生徒による一輪車演技などジャンルは多様。イベントを通じて商店会の利用者も少しずつ増えているという。「会員も4年前は24店舗だったが今は36店舗にまで増えた」と手応えを感じている。
音楽イベントで一丸
なかでも、一昨年から始まった商店会を飾りつけるクリスマスイルミネーションは「転機になった」と振り返る。専修大学が4つの学校をまとめながら進めていったイベントで、「個々のつきあいだった学校が初めて連携しあうようになり、活動範囲が広がった」。
今では学校側からも提案が出てくるようになった。今年は小学校から大学までが一丸となって音楽のイベントを開催するという。「成功すればもっとまちの人々が仲良くなって商店会にも更なる活気が生まれるはず」と期待する。
同商店会が主催する花水木とつつじのフォトコンテストも同時進行中だ。時期は5月の連休前後。撮影後にご飯を食べたり買い物をしてもらえるよう、目下アイデアを練っている。
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