直売所の魅力をマップに 市民グループが地産地消を狙って
多摩区の味覚を巡りながら楽しく知って――。市民グループのメンバーが地元の名産品の地産地消を進めようと、区内の直売所などを紹介する「多摩農MAP」を作成した。今月2日から区役所で配布を始めた。
マップを作成したのは「多摩区まちづくり協議会」内の「多摩区の観光資源・地産地消のマップづくりプロジェクト」のメンバー。同協議会は区内の地域課題解決や魅力向上をめざして多摩区役所と協働してまちづくり活動を実践している。
マップづくりは、採りたての安心で安全な農産物の直売所や畑の風景を多摩区の魅力的な資源の一つと捉えて、区民の地産地消を進めようとスタート。1ヵ月に1度のペースで編集会議を開き、企画から1年半かけて完成させたという。セレサ川崎農業協同組合や日本女子大学の学生の協力を得て、44ヵ所の直売所と34ヵ所の観光スポットを取材した。
「取材で生産者から話を聞くのが難しかった。生産者の想いをまとめることができた」とプロジェクトのリーダーで区役所通り登栄会商店街の会長を務める安陪修司さん。
生産者の写真も
出来上がったマップはA5判で全29ページの冊子。全ページカラーで写真を多用している。多摩区を9つの地域に分けて、地図上に直売所の位置を掲載している。農産物と生産者の顔を写した写真を掲載して、販売時間や販売農産物から、各直売所の特徴まで紹介した。多摩区の名産品「多摩川梨」や「菅のらぼう菜」の歴史や食べ方を紹介するページも割いた。
区内を巡る散策に使ってほしいと、寺社や観光施設を訪ね歩く「川崎遍路」のコースも紹介した。日本女子大学の学生が手掛けた「西生田まちかどスポット」と題したページでは町中で見かけた面白い看板や同大が運営する地域交流スペースを紹介した。
安陪さんは「多くの人に手に取ってもらい、散歩や買い物に活用してほしい」と話している。
マップは多摩区役所や生田出張所、行政サービスコーナーなどで5千部配布する。問合せは事務局の多摩区役所地域振興課(【電話】044・935・3148)まで。
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