地元の名産として親しまれている多摩川梨。区内各地の農園でも収穫の最盛期を迎え、豊かな実りを見せている。収穫時期は例年よりも1週間ほど遅くなったというが、今年も糖度が高く、見事な梨になっているようだ。
「多摩川梨」は多摩川流域を中心に収穫される梨のことで、代名詞といわれる「長十郎梨」をはじめ、人気の高い「幸水」や「豊水」など様々な種類がある。糖度が高く、甘いのが特徴で、全国から注文が寄せられる。ほとんどが予約で完売しており、市場に出回ることは少ないという。
後継者問題などで年々数は減っているというが、現在でも多摩区内には約80件の梨農家があるという。
区内で梨園が多く集まる菅地区の「菅増良園」の増田朝光さんによると、今年は開花が遅く、収穫が例年より1週間ほど遅れているというが、「例年通り糖度が高く甘い」と太鼓判を押す。今は幸水が収穫時期を迎えており、豊水などが8月末に収穫時期を迎える。「7月の後半に暑い日が続いた影響によって病害虫があまり発生せずに済んだようです」と増田さんは分析している。
梨は収穫の4〜5日前に雨が降ると糖度が下がってしまうというほどデリケート。これから収穫を迎える品種は「雨が少なく暑い日が続けば、もっと糖度が上がる」と期待を寄せる。
JAセレサ川崎が川崎市衛生研究所で市内農産物の放射性物質調査をしたところ、先月25日に行われた多摩川梨の検査では、放射性ヨウ素・放射性セシウムともに不検出だった。
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