市民が案内役で観光ツアー 来月、生田緑地めぐり
まちの魅力を自分たちの解説で伝えたい―。多摩区役所地域振興課が主催する「観光ボランティアガイド育成セミナー」の受講者が独自の観光コースを作成し、試行的なモニターツアーを11月26日に開く計画だ。解説術やおもてなしの接客法まで学んだ成果を披露しようと、ツアー参加者を募っている。
「皆様の目の前に広がる木はメタセコイアでございます」。区役所で今月7日に開かれたセミナー最終回の一場面。受講者は模擬解説に挑戦し、これまでの成果を発表しあった。
ガイドの育成は自然豊かな環境や集客施設が立地する多摩区の魅力を市民目線でまちづくりに生かすのが狙い。同課が企画し、公募で集まった市民37人が受講した。
セミナーは今年7月にスタート。全6回開かれ、講師に大手旅行会社の社員や地元の稲田郷土史会、川崎市観光協会のメンバーを招き、地域の歴史や由来を学んだ。ツアー客との接し方や楽しませ方といった接客術も習得した。
紅葉散策2コース
受講者は市民ガイドとして秋の見どころを紹介しようと、独自の観光コースづくりに挑戦。「生田緑地紅葉散策」をテーマに、歩いてコースを確認したり、解説の実地研修を繰り返して2コースを選定した。
「岡本太郎美術館・民家園めぐり」のAコースは向ヶ丘遊園駅をスタートし、▼岡本太郎美術館▼奥の池▼日本民家園――を巡るウォーキング初心者向け(午前9時30分〜正午)。「民家園と歴史めぐり」のBコースは中級者向けで向ヶ丘遊園駅をスタートし、▼日本民家園▼枡形山広場▼廣福寺▼小泉橋――を巡る(午前10時〜午後1時)。
受講者のひとり、大久保かおるさんは「区内に10年も住んでいて生田緑地もよく知らなかったが、東日本大震災をきっかけに地元に目を向けるようになり、受講した。楽しみながら、コースづくりに参加できた」と話していた。
参加無料。対象は中学生以上。定員はABコースとも20人(応募多数の場合は抽選)。集合場所は向ヶ丘遊園駅。申込みはあす15日から11月15日(必着)までに郵便番号・住所・氏名・電話番号・希望のコース・年齢を記入し、ハガキかファクスで同課(〒214―8570多摩区役所地域振興課/【電話】044・935・3239/【FAX】044・935・3391)まで。当選者のみに連絡する。
|
|
|
|
|
|
【ナイスオン】【バンバン】【ナイスオン】春のコースデビューキャンペーン~4月30日【ブラッサム・ポラリス】4月22日㈪新台入替 |
<PR>
4月26日
4月19日