多摩区版 掲載号:2012年3月30日号
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登戸の「カーネーション」 服飾にかけた親子3代

2代目の伊藤稚子さん(右)と栗田佐穂子さん(左)
2代目の伊藤稚子さん(右)と栗田佐穂子さん(左)

歴史辿る展示会開催

 NHK連続テレビ小説「カーネーション」が話題を集めるなか、登戸で服飾に人生をかけた親子3代の歴史を辿った展示会「登戸のカーネーション展」が開かれている。服飾教育を通じ、変わりゆく時代のなか、力強く生きる女性の姿を伝えている。

 「カーネーション」はファッションデザイナーのコシノ3姉妹の母をモデルとした子育て奮闘記。このドラマのように服飾に人生を捧げ、強い決意と信念を持った女性が、「登戸ドレスメーカー学院」の創設者、伊藤染子さんだ。

 同学院は戦後間もない1945(昭和20)年、登戸の丸山教本庁に生まれ育った夫、伊藤七三さんと前進となる洋裁塾を同本庁内に開設したのが始まり。1948年には高尾駅(当時、浅川駅)近くに浅川ドレスメーカー女学院を開設し、1951年には再び登戸に戻り、登戸ドレスメーカー女学院を開校した。

 「母は芯が強く、努力家だった」

 そう話すのは染子さんの次女で現在同学院副校長の栗田佐穂子さん。染子さんは82歳まで教壇に立ち続けたという。「裁縫の技術だけでなく、女性を自立させたいというのが母の思いだった」。染子さんの精神は2代目にも引き継がれ、現在は長女の伊藤稚子さんが校長を務め、稚子さんと佐穂子さんの娘や息子も指導にあたっている。これまでに同学院で巣立った教え子は今では6千人にも及ぶという。

 今回の展示会では、洋服作りが女性のステータスだったという戦後間もない時代に染子さんから指導を受ける女性たちの様子から、ファストファッション全盛と言われる中ものづくりに関心を寄せる現在の生徒の様子を写真で伝えている。戦後から現在に至るまでのファッションや髪型など流行の変遷も読み取ることが出来る。

 「多くの人がカーネーションをきっかけにものづくりの楽しさを改めて実感したと思う。作る技術を絶やしてはいけない」と佐穂子さん。

 展示会は4月5日(木)まで。会場は向ヶ丘遊園駅北口前アトラスタワー向ヶ丘遊園2階アソシエCHACOギャラリー。午前10時から午後7時まで(最終日は5時まで)。入場無料。

 問合せはアソシエCHACO(【電話】044・900・8844)まで。
 

昭和35年、帽子作りを指導する染子さん
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