振り込め詐欺を未然に防いだとして先月26日、多摩警察署(三留秀樹署長)はみずほ銀行向ヶ丘支店で窓口業務を担当する野澤仁美さんを表彰した。
昨年9月24日午後1時ごろ、窓口に高額の預金引き出しにきた女性に対し、振り込め詐欺ではないかと思って声を掛け、家族に連絡をとってもらったところ、振り込め詐欺とわかった。この女性の話によると、孫を名乗る人物から500万円を用意してほしいと依頼を受けていたという。
野澤さんは「お話をきいていただけないお客様も多いが『孫のためにお金を下ろす』と聞いて、振り込め詐欺の典型的なパターンだと思って声を掛けた。ご本人もおかしいかも知れないと考え直してもらえた」と話していた。
大木淳一支店長は「高齢のお客様も多いので、一声掛けるなど日々注意している。表彰によって正しいことをしているという自信につながった」と話した。
三留署長は「振り込め詐欺は人の心理をついた犯罪。犯人は手を変え品を変え、ときには警察官を名乗る場合もある。家族の番号を登録した携帯電話だけにしか出ないなどの作戦も有効」と話している。
同署管内での昨年の振り込め詐欺発生件数は15件、被害額は5619万8510円に上る。
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