区内の介護従事者 地域包括ケアを議論 講師「看取る覚悟が必要」
介護される人が住み慣れた地域で最期まで自分らしい暮らしをどう続けられるか――。多摩区訪問介護事業所連絡会主催の「介護職のための連続講座」が9月27日、中野島会館で行われた。介護や医療分野の関係者や市民ら約80人が参加し、熱心に耳を傾けた。
講師はNPO法人ささえる医療研究所代表で、北海道瀬棚町と夕張市の医療改革でも知られる村上智彦さん。「地域包括ケアとまちづくり」をテーマに講演。自身の経験から「日本は平均寿命も長く、医療レベルもWHOの評価で世界一なのに満足度が低い。大切なのはケアの充実。自分らしい最期を迎えるためには、本人と親子以外にも周囲で支える専門職などの看取るための覚悟が必要」と訴えた。
「多摩区の地域包括ケアをどうするの?」と題する討論会もあり、医療や看護、介護の各分野の代表者をパネラーに議論を深めた。
同連絡会の吉澤保さんは「参加したヘルパーさんにも刺激になったと思う。地域の介護者の学びの一助になればいい」と話した。
参加者の一人、須崎よし江さん(75)は「身近な問題を思い浮かべながら話を聞いた。死と向き合うために世代間交流の大切さを痛感した」と話した。
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