川崎市内で屈指の桜の名所と知られる二ケ領用水。市民の手によって管理され、開花時にはピンクのトンネルが用水を覆うほどに咲き誇る。桜に親しんでもらおうと、あす5日から6日にかけて同用水沿いの各地で桜に関するイベントが開かれる。
二ケ領用水は1611(慶長16)年に完成し、多摩川流域の農業用水としては最古で最大の規模を誇る。多摩区内の上河原堰と宿河原堰から多摩川の水を取り入れ、川崎市の全域に枝分かれして全長32キロにも及ぶ。
多摩区内の桜の歴史は、1959年に宿河原地区の住民らが桜の苗木を植え、1984年に川崎市が親水性護岸工事を開始して二ヶ領宿河原線にウッドデッキを設けた。現在は地元の住民グループが桜と調和する景観を維持するまちづくり活動をしている。また二ヶ領上河原線では1991年に親水工事が行われ、桜が植えられたという。
40回目のまつり
桜まつりとして長年親しまれているのが宿河原地区。6日に「第40回桜まつり」が開かれる(午後1時〜)。宿河原八幡宮を会場に稲田小学校・宿河原小学校の鼓笛隊や川崎市消防音楽隊、県警カラーガード隊がパレードを行う。観光人力車も登場するという。
上河原でも昨年から
上河原線沿いの登戸台和町会も6日に桜まつりを開催する(午前10時〜午後0時30分/雨天決行・荒天中止)。同会は用水周辺の清掃活動をしており、地域の親睦を深めるために昨年から桜まつりを始めた。台和橋上流から一本圦橋までの約200メートルを通行止めにして住民による出店が立ち並ぶという。
桜コンサート
二ヶ領せせらぎ館(宿河原1の5の1)では5日、川崎市と多摩川エコミュージアムが主催する「第10回多摩川桜のコンサート」がある(午後1時〜3時30分)。和太鼓や篠笛、ギターの演奏のほか、稲田中学校チアダンス部の演技がある。市内在住のソプラノ歌手・桜井純恵さんの歌も披露される。多摩川の水源地である丹波山村と小菅村の温泉を使った足湯もある。
緑化センターでフリマ
川崎市緑化センターでは5日、「小さな桜まつり」が行われる(午前11時〜午後3時頃/雨天の場合は6日に延期)。主催は宿河原駅前花壇ボランティアのチーム宿河原とセンター内のハーブ園を管理しているれもんぐらす。フリーマーケットが開かれるほか、地元の和菓子店や地ビール店が出店する。
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