寝たきり予防や健康促進
高齢者の寝たきり・閉じこもりの予防や健康づくりを図ろうと、市民の自主的活動団体と関係団体が連携した「すこやか活動推進委員会」の取り組みが市内で広がっている。多摩区内には7団体あり、12月17日に合同の啓発イベントを多摩市民館で開く。
すこやか活動は、川崎市が2000年に策定した「わたしの町のすこやか活動支援事業」の一環の取り組み。閉じこもりがちな高齢者に対して外出する機会をつくり、社会参加や健康づくりを促す目的がある。
推進委員会は、高齢者の見守り活動に取り組むといった自主的活動団体に加え、町内会・自治会や社会福祉協議会などが連携して結成している。現在、市内には36の推進委員会があり、市から一部助成を受けながら、普及啓発や各組織の連携を進め、高齢者の見守りネットワークの推進を図っている。
「参加して楽しんだ人がまた別の人を誘うことで、少しずつ活動が広がってきたと感じている」。そう話すのは同イベント実行委員会の会長で生田地区すこやか活動推進委員会の会長を務める今井正さん。
多摩区内では中学校区を基本に南菅地域、菅地域、生田地区、長沢・南生田地区、布田・中野島、登戸地区、三田地区の7つの推進委員会がある。各地域で月に1、2回程度、体操やウオーキング、認知症講演会、料理教室、落語、バス旅行などを開催。1つのイベントに50人以上の参加者が集まることもあるという。
今回のイベントは活動の周知を図ろうと企画。7つの推進委員会が合同でイベントを開くのは初めてという。各団体の活動をスライドで紹介するほか、音楽で会場を盛り上げる。登戸の和太鼓教室「未来太鼓道場」のメンバーらが演奏を披露するほか、元NHK音楽芸能部チーフディレクターの若林尚司さんが解説役として登場し、「青春の歌」を合唱する企画もある。
今井さんは「多くの人にすこやか活動を知ってもらい、参加してもらえるきっかけになれば」と話す。
会場は多摩市民館大ホール。午後1時開場。1時30分開演。4時終演。入場無料。先着500人には記念品(手づくり品)を贈呈する。
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