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川崎市 Wi-Fi普及へ整備進む アプリ開発、公園に設備も

社会

掲載号:2015年4月3日号

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検討委が提言している「かわさきアプリ」のイメージ(報告書より)
検討委が提言している「かわさきアプリ」のイメージ(報告書より)

 川崎市が公共無線LANのWi―Fi(ワイファイ)整備を進めている。先月25日に識者や通信事業者らで構成する検討委員会が「かわさきアプリ」の開発などの提言を盛り込んだ報告書を発表した。NTT東日本川崎支店と協定を結び、広域避難場所の3つの公園に設備を整備する。災害時の通信手段や外国人観光客の誘致に期待されるインターネット環境を整えようという狙い。

 「かわさきWi―Fi」は福田紀彦市長が公約にも掲げた計画。市民サービス向上のほか、東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせて国内の通信事業者と契約をしていない外国人でもインターネットを使いやすい環境を整えて観光客を誘致したいという狙いもある。

 検討委の報告書では、整備だけではなく、使いやすさやニーズの高さを重視すべきとし、これまでの市の考え方に付け加えて新たなアプリケーションの開発を提言した。「かわさきアプリ」としてWi―Fiに容易に接続できる仕組みを整える。例えば、利用者の位置情報から地元の自治会や町内会の情報を閲覧でき、施設内であれば案内や開催中のイベント情報を確認できる。民間のサービスを取り入れ、店舗情報のほか、クーポンの発行やポイントが貯まる仕組みも提言。アプリの運用は行政ではなく、民間団体にゆだねることが望ましいとしている。

 市がこれまでに設置したWi―Fi設備は現在、各市民館など市内16カ所で試験的に運用されている。報告書では、今年度中に避難所などに指定されている小中学校164カ所に設置することを提言している。

 市総務局の担当者は「Wi―Fi設備だけでなく、ソフト面も必要と考えている。2015年度から動き出せる部分は動き出したい。完成形はまだ先になる」と話している。

 NTT東日本川崎支店との協定で新たにWi―Fi設備が設置されるのは、多摩区の稲田公園と麻生区の王禅寺ふるさと公園、幸区の御幸公園の3カ所。太陽光を活用した設備で蓄電池だけでも3日間稼働できるという。災害時だけでなく平時でも一般利用でき、4月中に運用できる見通し。
 

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