寄付金を集めて、市民活動を財政的に支援しよう――。こんな仕組みを普及させようと、「一般財団法人かわさき市民しきん」が16日（木）、寄付を受ける事業の募集を開始する。同日、実現したいアイデアを持っている市民活動団体を対象に説明会を専修大学サテライトキャンパスで行う。
高齢者や障害者、子育て支援などの地域課題の解決に取り組む市民団体は、助成金や補助金がないと活動を継続できないことも多い。「かわさき市民しきん」はこうした課題に対し、資金の調達を寄付によって賄おうと、有志によって今年５月に設立された。
寄付プログラム「事業支援しきん あとおし」は、市内で活動する市民団体から取り組む事業を募集し、支援する仕組み。市民団体と共に、寄付を集めるための計画や情報発信に取り組む。寄付する側は、支援したい事業を選ぶことができる。集まった寄付金から手数料（寄付額の15％）を引き、それぞれの市民団体に資金として渡す。
説明会は午後６時30分から７時30分まで。会場は専修大学サテライトキャンパス（登戸２１３０の２／向ヶ丘遊園駅徒歩１分）。対象は▽川崎市またはその周辺を中心に１年以上の活動実績がある市民活動団体▽市民活動支援団体ＣＡＮＰＡＮに登録し、情報開示レベルで３つ星を取得していること（応募時に未取得でも可）▽特定の宗教・政治党派の宣伝・勧誘などを主たる目的としていない非営利の団体で、暴力団等の反社会的な活動ではないこと――を満たした団体。
同様の説明会は次の会場でも行われる。▽18日（土）／午後２時から３時まで／高津市民館第６会議室（高津区溝口１の４の１ノクティ２12階／溝の口駅徒歩３分）▽24日（金）／午後６時30分から７時30分まで／ＮＡＧＡＹＡかわさき（幸区幸町２丁目５９３番モリファーストビル４階／ＪＲ線川崎駅徒歩８分）。対象事業の募集は８月20日まで。
申込み・問い合わせは、かわさき市民しきん（【電話】０４４・８７３・４５８６）。
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