再生可能エネルギーの普及に取り組もうと、川崎市内のNPO法人などが今月26日、イベント「おひさまフェス×星空上映会inかわさき」を多摩川河川敷で開く。太陽光発電などの原発に頼らないエネルギーを紹介し、市民の暮らしやまちづくりのあり方を考えてもらうのが目的。
主催するのは市内のNPO法人などで構成される同実行委員会。福島第一原発の事故をきっかけに太陽光発電に取り組む「原発ゼロ市民共同かわさき発電所」の呼びかけで発足した。エコ活動や環境問題に取り組む市民団体を中心に今年5月から準備を重ねてきたという。
実行委員長でお茶の水女子大学大学院生の小川杏子さんは「近頃、震災時に感じた命の大切さが風化していることに危機感を感じていた。震災時に当たり前が当たり前ではないことに気付いた。そのことをもう一度思い出してほしい」と話す。
今回のイベントでは、太陽光パネルや充電式の電気自動車を使用して、音楽ライブと映画上映を行う。「電力を自給自足して、送電線の来ていない場所で自然エネルギー100%のライブをやろう!」をコンセプトに活動している「脱・送電線ライブ」のメンバーも出演するという。
午後2時から6時までは「おひさまタイム」と題し、音楽ステージに宿河原華匠舞太鼓と和太鼓仲間やたまとも(多摩高校合唱部OB)などが出演する。子ども向けには竹細工や火起こし体験、キャンドルづくりなどがあるほか、飲食のブースも並ぶ。
また午後6時から8時までの「星空タイム」では、屋外でアニメ映画『おまえうまそうだな』(2010年)を上映する。
小川さんは「今までエネルギー問題や環境問題を考えたことがない人にも気軽に参加してもらい、よりよい社会を考えるきっかけにしてほしい」と話している。
会場は二ヶ領せせらぎ館下の多摩川河川敷。午後2時から8時まで。入場無料。雨天決行。荒天中止。
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