多摩区版 掲載号:2016年11月25日号 エリアトップへ

福祉のイメージ打破 放課後デイ代表「療育」語る

教育

掲載号:2016年11月25日号

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福祉について語る佐藤さん
福祉について語る佐藤さん

 子どもが楽しく生活するために必要なことは――。宮前区、高津区で放課後デイサービスを運営している(株)アイム(佐藤典雅代表取締役)が11月3日、高津市民館で、講演会「療育なんかいらない! 発達障害の子育て」を開催した。

 佐藤さんによる著書『療育なんかいらない!』の出版を記念して行われたイベント。佐藤さん自身が自閉症の子どもを持つ親で、自閉症が改善されるという療育プログラムを受けるためにアメリカに移住したこともある。帰国して日本の福祉にはイメージアップが必要と感じ、2015年に自ら放課後デイの教室を立ち上げた。同年にはかながわ福祉サービス大賞も受賞している。

 講演会には約200人が来場。佐藤さんは自身の体験談を交えながら現代の福祉や療育の問題点を挙げ、「親が楽しく生きれば、子どもも楽しくなる。親が胸を張って生きないと」と熱く語った。佐藤さんの常識にとらわれない取り組みや考えに、参加者からも「今までにない視点だった」「子育てにそこまで根を詰めなくて良いとわかった」という感想が挙がった。

 佐藤さんが掲げるコンセプトは「福祉にセンスを!」。

「福祉には『地味』なイメージがある。子どもに好奇心が見えたら後押しする環境をつくり、福祉をイメージアップさせる」と、教室はカラフルでおしゃれな内装。様々な創作活動を実施し、パソコンを何台も設置してITの導入も積極的に行っている。

 佐藤さんは今後、川崎市内で就労支援施設やグループホームの創設に携わっていくという。「全国規模ではなく、隣の自閉症をどうするか」とした上で、「親としての視点と、経営者としての視点で、息子の成長に合わせて事業を展開していく」と話している。

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