多摩区版 掲載号:2018年1月19日号
  • googleplus
  • LINE

伝統紡ぐ編み込み 三上さん、最後の作品

文化

世界の平和と繁栄願って――。西生田在住の美容師で、水引や組みひもを取り入れた独自のヘアスタイル「夢のある編み込み」を創りだした三上峰緒さん(92)=人物風土記で紹介=が、自身最後の作品という「天下泰平」を制作。川崎市市民ミュージアムで今月14日まで行われた「かわさきマイスター20年展」に出展し、多くの来場者が足を止めた。

 「夢のある編み込み」は、編む、結ぶ、色の組み合わせによって、慶弔の知識をヘアスタイルに取り入れた礼法と技法。スタイルとして美しいだけでなく、結び方や色の濃淡、組み合わせ方などで、一つひとつのデザインに意味が込められている。三上さんが小笠原流の宗家から学び、中国古代の思想と日本の伝統の両方を現代美容に融合させた。

 数あるファンタジック作品の集大成を飾る「天下泰平」は、世界の平和を願う作品。世の中が穏やかに円満に収まるようにと御縁結びや良縁結びなどの意味がある「円結び」が並び、慶弔の結びである陰陽の「鮑結び」がダイナミックにあしらわれている。三上さんは「陰と陽でやわらかく表現。平和の願いと結びの意味を、作品を見てわかってもらえたら」と語る。

 三上さんが作品を作るのは年に1つだけ。まず秋頃にテーマにする四字熟語を考えるという。「寝ても覚めてもそのことばかり。夢の中にもでてきて」と三上さん。アイデアをデッサンしながら髪型にどう取り入れていくかを考え、一つひとつ形にしてきた。体調の心配もあり、今後の出展は未定だが、「もっと多くの人に知ってもらいたい。見てもらえる場があれば」と思いは絶えない。

展示された「天下泰平」
展示された「天下泰平」

多摩区版のローカルニュース最新6件

12月オープン!川崎寺子屋食堂

2月18日(日)に新年度・生徒向け説明会!詳細は電話044・299・7474

http://terakoya.or.jp/

<PR>

多摩区版の関連リンク

あっとほーむデスク

多摩区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

市民参加の人情喜劇

市民参加の人情喜劇

3月 劇団辻シアター

3月10日

多摩区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2018年2月16日号

政治の村で詳細情報発信中

お問い合わせ

外部リンク