シニア層に向けた新しい雇用の試みが川崎国際生田緑地ゴルフ場(枡形)の駐車場で先月始まった。運営する一般社団法人日本洗車技術指導協会の上谷光彦代表(61)=人物風土記で紹介=は「社会に貢献し、お金を得ながら人生を楽しんでもらいたい」と、定年退職後の次のステージを提案する。
同協会が提供する水を使わない「無水洗車」は、短時間で適度な運動になり、高齢者でも比較的働きやすい。社会との接点が希薄になりがちな定年後の男性にとって、顧客と近い距離で交流できることもやりがいにつながっていく。目指しているのは、働き手と顧客との間で「お互いの感謝が伝わる仕事」だ。
今回、作業スタッフとして61歳から73歳の5人が集まった。区内在住の72歳の男性は「サラリーマン時代とは違うアイデンティティを持てる」、麻生区在住の68歳の男性は「(退職して)年中暇人。何かすることがないかと思っているところだった」と働くきっかけを話す。
ゴルフ場利用者のほか、地域住民も視野に事業を展開していく。同ゴルフ場広報の小川勝哉さんは「ちょうど地域に向けたサービス向上について考えていた。今後に期待したい」と話す。現在は事前調査として週末のみ実施。4月の本格始動に向け、一歩一歩準備を進める。
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