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明大農学部 のらぼう菜 栽培普及へ 市・県とマニュアル作成

経済

掲載号:2018年3月9日号

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柘植さん(右)、栽培マニュアルを手にする溝田さん(右から3人目)ら明大生=28日、市庁舎
柘植さん(右)、栽培マニュアルを手にする溝田さん(右から3人目)ら明大生=28日、市庁舎

 菅地区の伝統野菜「のらぼう菜」の共同研究に神奈川県、川崎市と取り組む明治大学の教員、学生らが先月28日、福田市長に成果を報告した。高品質で安定した栽培法を広めようと、3者でマニュアルを作成。生産者に配布し、ブランド力向上と流通を目指す。

 市内北部を中心に栽培される「のらぼう菜」は洋種ナバナに属し、つぼみや茎葉を食用にする郷土野菜で、特有の甘みを持つ。一般のナバナと比べて、収穫初期には2倍以上のアミノ酸が含まれるなど栄養価が高い。さらに、冬季栽培のため害虫がつきにくいことなどから、市の特産物として一層の普及に期待が寄せられている。

 3者による共同研究は2015年度から3年間行われ、栄養分析のほか、栽培条件、方法の違いによる品質や収量の変化、鮮度の保持などについて調査した。

 研究活動は明治大学農学部の元木悟准教授と農学研究科の柘植一希さん(25)、溝田鈴さん(25)が中心になり、生田キャンパス(東三田)で実際に栽培しながら調査。学生らは「菅のらぼう保存会」の高橋孝次会長(86)の生産農地を訪れ、栽培技術を学んできた。マニュアル作成について、柘植さんは「安定栽培の技術を明らかにすることが、普及のためには不可欠。他の野菜に比べて株の形が複雑で、何度も収穫するので、栽培法の要点を見極めるのが難しかった」と振り返る。

 高橋会長は「のらぼう菜は無農薬。生産農家、住民にとっても喜ばしいこと」と強調。「今年は寒かったので生育が遅れ気味だが、4月下旬頃まで収穫できる」と話した。

 完成したマニュアルは明治大学や市、JAが栽培セミナーなどで活用していく。

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