第73回国民体育大会・相撲の少年男子団体で初の準優勝を果たした神奈川代表。メンバーに名を連ねた県立向の岡工業高校(堰)主将の松村将伍君(17)と、津田鷹秀君(18)は3年生最後の公式戦を堂々の成績で締めくくった。
神奈川チームは2人のほか旭丘高のモンゴル人留学生、チョイジルスレン君とダライバートル君、慶応高の中村隼輔君。「それぞれ個々の力があり、心強かった。3年生同士で仲が良く、現地ではよく話した」と松村君。関東や全国大会ではライバル同士だった5人が一致団結し、会場の福井県に乗り込んだ。
5人制・3戦の9月30日の予選では、滋賀県と徳島県、山形県を全勝の5―0で下し、無敗で翌日の決勝トーナメントへ。先鋒松村君は和歌山県との準々決勝と富山県との準決勝、中堅津田君は準決勝で白星を挙げ、いずれも3―2で接戦を制して決勝まで駒を進めた。
頂上戦の相手は強豪・埼玉栄高の5人が集結した埼玉県。向の岡工高にとって埼玉栄高は夏の総体で苦杯を喫した宿敵だが、松村君と津田君の対戦相手は奇しくも同じ顔ぶれに。共に勝っている相手との再戦となったが、いずれも土をつけられた。大将の中村君が意地の1勝を挙げたが、2―3で勝敗は決した。3度目の国体を振り返り、「前に入られたときの弱さを克服するのが次の目標」と松村君。津田君は「メンタル(精神)面がまだ弱いので、もっと力をつけたい」と飛躍を誓った。
日本一の部員数27人を擁する向の岡工高で、相撲漬けの毎日を送ってきた2人。それぞれ大学進学という次の舞台を見据え、調整中だ。同校相撲部に携わり11年目の清田英彦監督(39)は「昨年掲げたチーム目標の一つ、総体(団体)3位は達成し、2人とも成長した。のびしろがある状態で次のステージに進めるのは良いこと。国体の成人の部に、2人が帰ってくるのを楽しみにしている」と語った。
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