川崎市の第2次緊急渋滞対策で改良対象だった「稲生橋交差点」(東生田)の工事が、12月末の完成を見込んでいる。生田緑地から向ヶ丘遊園駅方面に向かう通称「民家園通り」の車道が、交差点手前で2車線から3車線に増幅。市は左折と直進の車線を分けることで、渋滞緩和につなげたい考えだ。
4月に着工した今回の改良工事では、渋滞箇所とされる稲生橋交差点に向かう市道向ヶ丘遊園駅菅生線(民家園通り)の上り車線を、3車線化する。市は下り車線に面した交差点付近の用地を取得し、車道確保のために総幅員を増幅。上り車線で交差点から約30メートルにわたり、これまで1車線にまとまっていた左折と直進の専用車線を設ける。
地元住民によると、稲生橋交差点の渋滞は6、7年ほど前から慢性的に発生。東名高速道路・東名川崎インターチェンジ方面からの車両増加が一因とも見られている。
渋滞緩和への一手として、市は2014年度から16年度にかけての第2次緊急渋滞対策で、用地取得せず短期対策として調整を検討したが断念。該当地区の一部で用地買収を行う方針に切り替え、今回の改良工事に方向転換した。
今春に住民説明会
工事計画の進行に先立ち、市は地元の飯室下耕地自治会と協議を行い、4月には役員、班長らを対象に説明会を実施。用地取得による車道拡幅に伴い、歩道の確保、街路樹の位置や種類について検討した。
市建設緑政局は「工事完了後に、改善効果について検証を行う予定」としている。
市道向ヶ丘遊園駅菅生線の上り車線から見る稲生橋交差点の信号は、2008年1月に歩車分離式に変更。14年6月には右折専用の表示が追加されている。
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