2011年に定めた「生田緑地ビジョン」に基づき、川崎市は新たな緑地整備の考え方の素案を発表。東地区に緑地全体をつなぐ散策路を整備するなど、導線をつくり回遊性を高める方針を示した。市民意見募集を経て、年度内に方針をまとめる予定だ。
今後の整備に向けて、市は【1】自然の保全・利用【2】憩い・賑(にぎ)わい・交流の創出【3】防災機能の向上―の3本柱を設定。小田急電鉄が進める向ヶ丘遊園跡地利用の計画も踏まえ、跡地や東生田2丁目を含めた東地区の整備に力を入れていく。
東地区は都市計画緑地内でありながら、広く一般向けに開放されていない用地が大半を占める。中でも住宅地が定着する東生田2丁目について、市は飲食・休憩機能、文化活動などの交流機能、災害時の避難場所になる用地が不足していると分析。市建設緑政局は「周辺地域の活性化や観光客誘致に必要な『にぎわい機能』をつくる」とし、「自由に行き来できる散策路が、東口ビジターセンターや日本民家園などがある中央地区に集中している。各地区をつなぐ導線を確保して回遊性を高めたい」としている。
東生田2丁目の整備について市は来年度以降、地権者や住民と話し合う場として協議体の設立を検討。今回の方針は12月17日開始予定のパブリックコメント(意見公募)を踏まえ、整備全体に関する考え方を取りまとめていく見通しだ。
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